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ezMONITOR ezCRIC+ ezSDS Illuminator(旧LOLI) Carechem24

豊田化学工業株式会社 様

今日では常識ともなった3R─Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)に、創業時から取り組み続けて60年。取引先で使用済みとなった有機溶剤を回収し、再生設備で清浄化したのちにお戻しして再びご利用いただく、という豊田化学工業の歴史は溶剤リサイクルの歴史でもある。
今日のように環境保全と資源の有効利用が唱えられるようになるはるか以前から、同社は一貫して溶剤リサイクルを主力事業としてきた。現在は洗浄用有機溶剤の開発とリサイクルおよび販売に加え、金属類の部品加工業で使用される水溶性洗浄防錆剤ならびに水溶性切削油剤の開発・製造・販売を行っている。

豊田化学工業株式会社 様概要

生産本部 技術部 課長
鈴木 竜磨 様

生産本部 技術部 主任
伊藤 弘二 様

技術部
柴田 雄貴 様

※所属・役職は取材時のものとなります。

http://www.t-k.co.jp

導入サービス

ezSDS

JCDB が保有している化学品情報ならびにSDS 作成ノウハウと、FJQS(富士通九州システムズ)が培ってきたクラウドノウハウを融合。サーバー等の新規導入不要、低コスト運用が可能なクラウド型+従量課金制のSDS 作成支援ツールです。

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ezSDSが教えてくれたのは「SDS作成は難しくない」ということだった。

取引先の要望に応じた洗浄用の有機溶剤を製造するとともに、利用後の溶剤のリサイクルを行っている豊田化学工業株式会社。有機溶剤は原料だけなら15種類程度だが、この成分を洗浄するにはこの混合比が最適、という成分組成の違いから、水溶性の製品も含めると、取り扱う製品の種類は全社でおよそ500品目にも及ぶ。SDS上への化学物質等の表示が次第に厳しくなって行く中で導入したSDS作成ソフトは多機能だったものの、それだけに操作も難しく、作成時間もそれなりにかかった。SDSをもっと簡単に、そして効率的に作成できないか─その答えはezSDSにあった。

500種類に及ぶ品目すべてのSDSをezSDSで作成。

弊社の主要な事業は洗浄用有機溶剤のリサイクルですが、中でも多くご利用いただいているのは自動車メーカー様の塗装工程です。自動車製造の現場では塗色ごとにラインが分かれているわけではなく、塗装ロボットが規定の台数ごとに色を切り替えて塗り分けているのですが、その際、前に塗っていた塗料が残っていては塗装品質が落ちてしまいます。そこで、塗色を切り替える際に塗装ロボットの中へ洗浄用有機溶剤─いわゆるシンナー─を流し込んで洗浄し、ノズルの中まで洗い流すことで次の色をきれいに塗ることができるようになるわけです。

この洗浄後の溶剤を廃棄することなく回収し、弊社で有機溶剤の成分のみを分離・精製して再度納品するというのが弊社リサイクル業務のプロセスです。もっとも、製薬や電子基板など、より清浄であることが求められる業界の場合は常に新しい溶剤を使用されるため、回収のみとなります。最近はそちらをリサイクルした溶剤を他社さんでご利用いただくというケースも増えて来ました。およそリサイクルが6割、リサイクル後のリユースが4割くらいの割合ですね。
現在、弊社が製造している製品は藤岡工場で約400品目、本社工場で約100品目。全社合わせて500品目に及ぶ製品に添付するSDSの作成を全てezSDSで行っています。もっとも、ここへ至るまでは少なからず苦労がありました。

以前は手作業で作成していたSDS。転機はGHSの導入だった。

以前のSDSはソフトも使わずに手作業で作成していました。転機が訪れたのは2006年、GHS準拠のSDSが義務付けられるようになったことですね。それでも当初は自力で対応するつもりでした。労働安全衛生法の改正について事前にアンテナを張っていたこともあり、なんとか切り抜けることができるだろうと考えていたのです。今にして思えばかなり無謀だったと思いますが、同業他社さんと情報交換をしてみても皆同じスタンスでした。

ところがGHS準拠のSDS作成を始めてみたところ、思っていたほど簡単ではないことに気付きました。トルエンやキシレンなどの単品を扱っている他社さんであればまだ手作業で対応可能だったようですが、弊社は混合物が主体です。しかも製品によっては20〜30種類の原料が使われていますので、それらをチェックするだけでも膨大な時間がかかります。これはとても現実的ではないということから、弊社が加盟している日本塗料工業会さんから有償でリリースされていた塗料用GHS簡易分類ソフトを導入。なんとか対応できるようになりました。

本当に必要な機能は何か。多機能なソフトが最適解であるとは限らない。

しかし、数年経つうちに法令も改正され、SDSのさらなる精度向上が求められるようになったこともあって限界が見えてきました。当時の簡易分類ソフトはCDでのリリースということもあり、法令改正には対応していなかったからです。そこで、データが更新可能なあるSDS作成ソフトを導入したのですが、実際に運用を始めてみるといくつかの課題があることに気付きました。

そのひとつは製品の機能。結論から申し上げますと、弊社の業務で利用するには多機能すぎました。当時導入したソフトはきめ細かく詳細な設定ができる一方、運用ノウハウが必要なこともあり、SDSをひとつ作成するのに2〜3時間、5つも作れば丸二日かかってしまうのです。リサイクル/販売の製品はもちろん、数多く作られる試作品に添付するSDSも作成しなければならず、SDSの作成担当者は日々てんてこ舞いの状況でした。弊社が必要としていたのはもっとシンプルな機能で、SDSを手早く作成できるソフトだったのです。

そしてもうひとつは利用環境。弊社では有機溶剤系主体の藤岡工場と、水溶性主体の本社工場それぞれに技術担当者が常駐していますので、扱う製品の異なる各工場でSDSを作成できるのが理想です。ところが当時導入したソフトはスタンドアロンタイプで、物理的に1ヶ所での運用に限られます。インストールしてあるのは本社のPCでしたから、藤岡工場で製造される有機溶剤系の製品のSDSも、本社工場の技術担当者が作成することになりました。ところが本社工場は水溶性の製品が主体ですから、有機溶剤系は基本的に担当外の製品です。

そのため、記載内容が間違いないかどうかの検証プロセスが必要でした。本社工場の技術担当者が書類関係や法令のチェックなどを行った上でSDS原本を作成し、それを藤岡工場へ送って開発担当者が確認、修正点を本社へ伝えてようやく完成というキャッチボールが不可欠だったのです。

シンプルで使いやすい、それがezSDS導入の決定打。価格的にも納得。

情報のキャッチボール解消と、SDSの作成時間短縮という課題を抱えながら使い続けていたSDS作成ソフトですが、業務の効率化を図るにはやはりリプレースが必要と判断。折しもそのメーカーさんからサーバー版への切り替えを推奨され、価格的には数倍上がるものの、複数拠点からアクセス可能というメリットがあるということで検討を行いました。しかしながら前述の通り弊社が望むシンプルなソフトではなかったために導入は見送り、同じようなメリットを持つソフトはないものかとインターネットで検索した結果、数社が俎上に上がってきました。

ところが各社に訊いてみると、やはり社内にサーバーを置く必要がある、イニシャルコストに数百万はかかるというような大がかりなお話。これではとても…と思う中、JCDBさんだけが「税別で1アカウント月額6万円程度からご利用いただけます」というご回答。これには驚きました。そこでezSDSの体験版をご提供いただいて2週間ほど使ってみたところ、それまで使っていたソフトと比べてとにかく操作がわかりやすい。クラウド型のため、1アカウントの利用でも同時でなければどこからでもアクセスして使うことができ、さらにSDSの作成時間は1/4ほど。しかもコストはそれまでのソフトより安価と、まさに願ったり叶ったりのソフトだったのです。早速導入を決めました。

それと、これは製品の評価に直接繋がるものではありませんが、弊社のシステム構築や保守をお願いしているのが江守情報さんだったんですね。JCDBさんが江守情報のグループ企業ということを知って、親近感を持てたということもありました。

SDS作成スキームの確立はこれからが正念場。ezSDSへの期待は大きい。

2018年1月にezSDSのIDを発行いただき、2月に契約して運用を開始してから約1年(取材は2019年1月)。

業務効率の観点から、担当者の手が空いている時間に少しずつでもSDSを作成できるような環境を調えたいと以前から考えていましたが、ログインすればどこからでも使えるezSDSの導入でそれがようやく実現に向けて動き出しました。

まだ始まったばかりということもあり、今は藤岡工場の開発担当者がezSDSにアクセスして作成したSDSを、念のために本社工場の柴田も確認するというダブルチェックを行っています。近い将来、藤岡工場と本社工場、それぞれの開発担当者がすべてのプロセスを完結できるようになるでしょう。

2019年2月現在、年に1度のSDS見直しを業務フロー化することを予定しております。これにより、常に新しい内容のSDSを、弊社製品ユーザに提供することが可能になると考えており、今後もezSDSには期待しております。

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