SDS(MSDS)ガイド
化学物質等安全データシート(SDS(Safety Data Sheet))とは?
SDS(MSDS)とは、事業者が化学物質や製品を他の事業者に出荷する際に、その相手方に対して、その化学物質に関する情報を提供するための資料です。 化学物質の安全な使用・取扱いをするために、物質名、供給者名、分類、危険有害性、安全対策および緊急事態での対応など、詳細で不可欠な情報を記載します。 PRTR法では、政令で定める第一種指定化学物質、第二種指定化学物質及びこれらを含む一定の製品について、このSDS(MSDS)を提供することが義務化されました。
SDS(MSDS)提供例
SDS(MSDS)対象化学物質
SDS(MSDS)制度の対象となる化学物質は、法律上「第一種指定化学物質」及び「第二種指定化学物質」として定義されています。
SDS(MSDS)記載項目
現在、日本では化学物質の全ライフサイクル(製造から廃棄まで)にわたってきめ細かい法規制がしかれています。 化学品に関する法律は1000法律をこえるともいわれています。加えて事業行為ごとに複数の法律で規制がかかるため、扱う化学品についての関連法律を調べるには、複数の法律を調べなければなりません。
出典:経済産業省製造産業局作成「化学物質管理促進法(PRTR法)のホームページ」
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/より
SDS(MSDS)の現状と問題点
年1回、全国の企業に、どのような化学物質をどれだけ環境中へ排出したか、あるいは廃棄物として移動させたかを報告させて集計し、家庭や農地、自動車などから排出されている対象化学物質の量を推計して、2つのデータを併せて国がその結果を公表します。
SDS(MSDS)総合管理システムのお知らせ
今まで作成・管理が大変であったSDS(MSDS)を、製品の組成データ等の基本情報を入力するだけで、SDS(MSDS)原案を自動的に作成する画期的なシステムです。